ニュースの学校今回のテーマは万博万国博覧会の略です万国っていうのはですね一万の国と書いて万国ですけれども要するにたくさんの国って意味ですよね万博というのはですね実は国際博覧会条約っていうそういう決まりがありましてですねそれに基づいて行われるそういう展示会のことなんですけれども
いろんな国がありますよね世界にはねそれぞれの国が自分の国の持っている最新の技術であるとかそれからもともとある文化歴史伝統いろいろありますよねこういうものを紹介するでそこにですねたくさんの国からお客さんがやってくることでする見ますよねそうするとああなるほどとこの国はこういう国なんだとかなかなかすごいなとかですね面白いなっていうところでそれぞれの国へのお互いの国への理解を深めましょうと
で交流して仲良くしましょうねっていうそういう目的で行われているこれが万博なんですね一番古いのがですねどこで行われたかっていうとイギリスということになります
はい 1851 年ずいぶん古いですねにロンドンで開かれましたねロンドンってのはイギリスの首都ですねはいでそれからですね脈々と続いてきてんですけれども日本では何が行われてきたかとでですねこの博覧会万博にはですね大きく分けて 2 種類あります
登録博覧会っていうやつもう一つが認定博覧会っていう方登録博覧会の方が大きいです規模がこれは例えば開催期間どれぐらいの長さやるのかっていうのもですね登録博覧会は 6 週間以上 6 ヶ月以内はやんなさいと決まってるんですねこれに対して認定博覧会っていうのは 3 週間以上 3 ヶ月以内っていうふうに短いです
会場の規模もですね登録博覧会は制限なしどんだけ広いところでやっても OK と一方で認定博覧会の方は 25 ヘクタール以内ということになってますね登録博覧会は 5 年ごとに行われていますでその登録博ですね日本で行われた最初のものはですね 1970 年の大阪です大阪万博はい
その次 2005 年に愛知急迫っていうのがありました愛知万博ですねというのがあって今度 2025 年に大阪関西万博っていうのがありましてこれが 3 回目ということになりますですがこれはですねさっきの登録博の方なんですね細かいこと言うと昔は登録博って言い方しなかったんですけれどもそうなんです
他にも日本では万博が開かれていて例えば 1975 年に沖縄国際海洋博覧会というのがありました海洋博それからですね 1985 年には国際科学技術博覧会これはね筑波万博って言われてましたね茨城県の筑波で開かれました
さらに 1990 年にはですねこれまた大阪なんですけれども国際花と緑の博覧会というのがありました花博って言われてましたねという具合でいくつか博覧会ってのがあるんですけれども大きい規模でやるやつ 5 年ごとに行われる登録博っていうので言うと 3 回目の大阪の万博っていうのが 2025 年にありますよということですねちなみにこの前で言うと
大阪の前はドバイこれね本当 2020 年にやるはずだったんですけどもコロナがね新型コロナウイルスがありましたので 1 年ちょっと伸ばして 2021 年に開かれましたドバイっていうのはアラブ首長国連邦っていう中東の国にあるんですけれどもで行われましたねその前 2015 年はイタリアのミラノ 2010 年には中国の上海で行われてますでその 5 年前がもう愛知ですね結構日本やってますね万博ね
この万博なんですけれどももともとはですねやっぱり開催国開いた国がどうだいとこの僕たちの技術すごいだろうってそういう感じが強かったんですよね出展する他の国も私たちすごいんです見てくださいっていうそれぞれの国が国為発用って言いますけれども俺たちすごいぜっていうのの宣伝に使うってことが多かったそうですね例えば
1970 年にあった大阪万博で目玉とされていたものの一つがですね月の石なんですよ
月の石ねお空に浮かぶお月様からですね石を持ってきてるんですよね誰がって言ったアメリカなんですよ当時宇宙開発ってものすごく競われてましてですねでまあ月の石っていうのをみんな見たい見たいということで大行列ができたと一方でその当時ですねアメリカと競っていたソ連今のロシアにつながっていく国ですけれどもの方ではやっぱりねそれに対抗して
宇宙船が展示されてたんですよねソユーズっていう名前の宇宙船なんですけれどもまあこの辺はねやっぱりうちの国の方がすごいだろうっていうことですよねちなみにね他にもリニアモーターカーが展示されたりとかですねまだ走ってないですけど日本でねリニアモーターカーは正確に言うと走ってるんですけれどもいわゆる我々が想像するようなリニア中央新幹線ってのはまだできてないですねうん
とかですねそういうこのねすごいだろ競争になっているのはどうなのかなっていう感じにだんだんなっていったんですよというのはまあやっぱりそれは 1851 年であるとかそうそうそれから有名なのが 1889 年のパリで行われたフランスのねパリで行われた博覧会これがエッフェル塔ですよ当時その目玉のね売り物がエッフェル塔であんなでかい塔なかったわけですよね未だにありますもんね
というような見たいもうそこに行かなきゃしょうがないっていうふうに思わせるものって今そんなにないわけですよねそもそも例えば 1800 年代とかってテレビもありませんしだからね大阪万博の前のやつですね 1970 年の頃はインターネットはないですね今ってそういうことが割と手軽にねお家にいながらにして見られるっていう時代ではあるじゃないですか
あんまりねそういうね月主がありますよみたいなことっていうのもそのなんかそこまでのインパクトなくなっちゃったと人が来ないんですねということでまあまあちょっとそういうねあの国位発用型のねイバリンボ型の収納の博覧会じゃなくってですねえー
もう人類の課題これへの解決策を示す場にしようというふうに変わってたんですね最近はだからそういうのはご自慢がたってら少なくなってですねこれからの暮らしどうなるのかとかですねそれから何というか我々の生き方ってのはこういうふうになってくるんじゃないかみたいな話っていうのが中心になっているということでこの 2025 年の方の大阪の万博でもですね例えばですね
ヘルスケアこれに焦点を当てたパビリオンパビリオンって言うんですよねこれ万博以外であんまり聞かないかもしれませんけれどもそういう展示するね建物のことパビリオンって言うんですけれども
大阪府と大阪市などが出資する大阪ヘルスケアパビリオンというのがあるんですけれどもここは行くとですねなんかそのポッドっていうね何かしらそのあるんですって入れ物みたいなものがそこに入ると体がねスキャンされるとみーんつなんか読み込まれるんでしょうね血管とか肌のデータから 25 年後のその姿自分の姿っていうのを予想して映し出すんだそうですよ
そうすると子供がいけば大人になった自分がわかるし大人がいけばおじいさんやおばあさんになった自分が見られるかもしれないというそういう仕組みですよねとかですね時代の移り変わりに合わせて展示物も変わってきているということですねもう一つですね
なんでまた大阪なのっていう話 日本広いじゃないですか万博やるのはね いわゆる大きいやつ 登録博だと 3 回目なわけなんですけれども大阪愛知大阪ってまた大阪海っていう疑問があるかもしれませんこれなんでかっていうと 2014 年ですね 10 年以上前ですが当時の大阪市長だった橋本徹さんって人がいるんですけれども
この人が自分が代表を務める地域政党の大阪維新の会というのがありまして今もありますけれどもその目玉政策として掲げたこれが発端ですね
この維新の会という政党はですねまず最初に手がけようとしたのは大阪府と大阪市というねその 2 つの行政区域があるんですけれどもこれ一緒にして大阪都を作ろうと東京都ってありますよねと同じように大阪にも都をね大阪都を作ろうってなったんですけれどもところがこれは住民投票によってですね
いや別にいいですっていう話になってしまいましてその後で出てきたのがこの万博なんですよねこれでどういうような効果があるのか経済的にものすごい効果がありますよと来場者数お客さんとして見込んでいる人の数がおおよそ 2820 万人すごい数ですねそして経済波及効果いろんなお金を使ったりしますもんねホテル泊まったり電車乗ったり
それからねご飯食べたりこれがなんと約 2 兆円だとそれを超えるんだというような話がありましてそれならいいですね関西の景気も日本の景気も良くなりますねっていうようなことで橋本さんの掲げたこの万博に当時の安倍晋三首相もやりましょうという風になってそれで当時ですねロシアとかアゼルバイナとか他の国と争ってですね
結局 2018 年に大阪でやりましょう関西でやりましょうというふうに決まったというような経緯ですね当時同じような時期にこれ 2025 年ですけれども東京ではオリンピックが開催されるってなってたわけですよね
まだ記憶に新しいところだと思いますけれども 2020 年にやるって言ってコロナで 2021 年に伸びましたけれどもっていうようなことがあったりしてですね大阪の方でもやっぱりいろんなことをやろうということの中で万博になったということですねそれではここで締めクイズ番組の最後には番組の中からですねクイズを一問お出ししますそれでねおさらいをしてもらおうということなんですけれども
万博 2 種類あるっていう話をしました登録博覧会と認定博覧会ですはいでその登録博覧会の方大きいやつですね 5 年ごとに行われる会場の規模も制限なしっていうやつの方ですが日本ではこれまでに何回開かれているでしょうか
最初は 1970 年でしたけれどもねこれまでの数ですよ今回の大阪ねもう一回ね 2025 年でやりますんでこれで何回目になるそういう話なんですけれどもこれまで何回やったでしょうかわからないという方はですね番組をもう一度最初から聞いていただくかもしくはこのポッドキャストの概要欄というところにね記事へのリンクを貼っておきますのでそこから中身を確認してもらえればと思いますというわけでお会いしては朝日新聞の神田大輔でした