「そこ☆あに」821回目は、映画『窓ぎわのトットちゃん』特集です。 原作は黒柳徹子による自伝的小説。1981年刊行。 映画版は監督 八鍬新之介、脚本 八鍬新之介・鈴木洋介、アニメーション制作 シンエイ動画により2023年12月8日公開。
「落ち着きがないことを理由に、小学校を退学になってしまったトットちゃん。 新しく通うことになったトモエ学園の校長先生は、 出会ったばかりのトットちゃんに優しく語りかけた。 「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」 トットちゃんの元気いっぱい、 すべてが初めてだらけの日々が始まるーーー」
有名な本なのでもちろんタイトルは知っていましたが、実際に読んだことはありませんでした。でも別にそれは恥ずかしいことではないと思うし、こうして触れる機会に出会えたことが本当に幸せでした。まだご覧になっていない方は是非、黒柳徹子さんが元気にご活躍されているあいだに映画館で見ることを強くオススメします! これほど特殊な意味合いをもって見る時期で感じ方が変わる作品は珍しいと思っています。
現代から見るあの時代は決して繰り返してはならないものです。けれど、そこで幸せに生きている人は確かにいて、先入観を次々と覆されて幸せな気持ちにさせてもらいました。でも、やっぱり悲しい気持ちも残るから、情緒を乱されて涙が止まらなくなりました。それでも、この映画はとても明るく希望のある作品です。泣きながらも映画館を清々しく出て、2024年を頑張ろうと思わせてもらえました!(那瀬ひとみ)
■映画「窓ぎわのトットちゃん」公式サイト https://tottochan-movie.jp)
■出演:くむP・那瀬ひとみ・たま ■コメント:米林明子 ■アートワーク:たま ■OP MUSIC by 岩本紗依&小宮亜紀「Fusion」) ■ED MUSIC by NASE☆MIKI「そこそこアニメに恋してる!」作曲&編曲 mampuku)