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「サクラサク」はシャノン先生ブチギレ符号化。脳はスマホに繋ぐべき【情報理論4】#12

2022/3/20
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Shownotes Transcript

情報理論の最終回。「サクラサク、はシャノン先生がブチギレる符号化」「モールス信号は送る人の手間を考えていてエラい(和文モールスは偉くない)」「符号化を極めると、脳をスマホに繋ぐことになる」など、コミュニケーションすべてを包括した理論を見ていくよ。

【目次】

0:00 「サクラサク」は非効率だし、友だちは減る。

2:07 コミュニケーションの第一歩は「符号化」。ポムポムプリンは噛む。

6:10 モールス信号に関するうんちくクリシェクイズ。3文字言えれば大丈夫。

10:11 モールス信号は手間を考慮して設定されてるのでエラい。あと車のナンバーの「へ」

12:57 「サクラサク」はシャノンブチギレ符号化。情報源符号化定理とは?

20:12 情報源符号化定理は「沈黙!それが正しい答えなんだ!」も扱える

23:56 信じがたい仮説「友だちと親しくなったら、スマホの通信量は減るべき」

27:31 符号化を極めるとスマホを脳に繋ぐことになる

35:39 シャノンの修士論文のお陰でコンピュータが生まれた。すごすぎ。

【参考文献のリンク】

○『通信の数学的理論』

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→今回のメイン種本。丸ごとシャノンの論文なので難易度は高いが、語り口は意外に堅苦しくない(1940年代の工学論文はそういうトレンドだったらしい)

○『情報理論』

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→研究者によるシャノンの論文の解説。今回の参考文献の中では語り口がいちばん面白いのでオススメ。

○『シャノンの情報理論入門』

https://amzn.to/3tay4Np

→雰囲気だけ分かりたい時におなじみのブルーバックス。とはいえ、ブルーバックスの割にはそこそこ数式も出てきてそれなりに理解できる。

○『情報はなぜビットなのか』

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→情報理論の本だと思って読んだらそうでもなかった。「コンピュータって何ができるの?」っていうよもやま本。情報理論の話もちょっとだけある。いちばん平易。

○『教養悪口本』

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→堀元の著書。シャノンの情報理論も悪口として活用しています。買ってね(ダイレクトマーケティング)

○『暗号解読』

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→サイモン・シンの面白すぎる本。モールス信号と符号化の本質話とかも出てくる。コンピュータ科学の最強ビッグネーム「アラン・チューリング」が活躍して嬉しいよ。

○『煙滅』

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→eを使わずに書かれた小説。我々はもちろんエアプ。

○『残像に口紅を』

https://amzn.to/3JGo4CV

→文字がだんだん使えなくなっていく小説。出落ちかと思いきや、小説としてハチャメチャに面白い。筒井康隆オタクもうなる完成度。

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【堀元見プロフィール】

慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。

Twitter→https://twitter.com/kenhori2

noteマガジン→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca

個人YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCYJ335HO_qLZDr7TywpI0Gg

【水野太貴プロフィール】

名古屋大学文学部卒。専門は言語学。

某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。