情報理論2本目。「発表された時はaだったのにtheに変わった論文」「全てのコミュニケーションを包括する数学的理論」「熱力学のアナロジーで情報を計算できる(しかもアナロジーじゃないらしい)」など、内容に薄く踏み込んでいます。次回は本気で計算するよ!
【目次】
0:00 コミュニケーションはすべて、1冊の本が教えてくれた
0:37 前回の復習と、手癖が見える絶望
1:53 『通信の数学的理論』の原題は「コミュニケーションの~」
4:48 論文タイトル、aにするか? theにするか?
6:18 グレンリベットにtheがつく理由【theうんちく】
8:43 70年前に完成してしまった理論
11:02 情報は熱力学のアナロジーで計算できる
15:11 アナロジーかと思ったらアナロジーじゃなかったらしい(あいまい)
17:34 人はなぜ天気予報を見るのか?
20:43 散らばってる確率はありがたい(だからエントロピーに似ている)
22:08 まとめ-熱力学と同じ感じで情報量も計算できる
【参考文献のリンク】
○『通信の数学的理論』
→今回のメイン種本。丸ごとシャノンの論文なので難易度は高いが、語り口は意外に堅苦しくない(1940年代の工学論文はそういうトレンドだったらしい)
○『情報理論』
→研究者によるシャノンの論文の解説。今回の参考文献の中では語り口がいちばん面白いのでオススメ。
○『シャノンの情報理論入門』
→雰囲気だけ分かりたい時におなじみのブルーバックス。とはいえ、ブルーバックスの割にはそこそこ数式も出てきてそれなりに理解できる。
○『情報はなぜビットなのか』
→情報理論の本だと思って読んだらそうでもなかった。「コンピュータって何ができるの?」っていうよもやま本。情報理論の話もちょっとだけある。いちばん平易。
○『教養悪口本』
→堀元の著書。シャノンの情報理論も悪口として活用しています。買ってね(ダイレクトマーケティング)
○ヨビノリたくみさんのマクスウェルの悪魔解説
→マクスウェルの悪魔についてなんとなく分かった気になれて「すげえ!」と興奮する。
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
Twitter→https://twitter.com/kenhori2
noteマガジン→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca
個人YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCYJ335HO_qLZDr7TywpI0Gg
【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。